東大生、イェール大学のサマーセッションにチャレンジ

稲田さん(左)と近藤さん(右)

稲田さん(左)と近藤さん(右)

今年度のFUTI Global Leadership Award を受賞し、イェール大学(コネチカット州ニュー・ヘブン市)のサマースクールに参加中の東大生4人をFUTI選考委員会のメンバー大迫政子さんが7月中旬に訪問しました。ニュー・ヘブンの学生達の間で人気のあるBook Trader Café や Cask Republicで会い、4人の東大生からイェール大学での生活について話をききました。毎日、宿題、プレゼンの用意、チームプロジェクトと大変忙しい、しかし同時に米国や海外から参加している学生達との交流を通して、貴重な国際経験をしていると、彼等は語ってくれました。

稲田泰明さん(法学部3年)はIARU Global Summer Program (GSP)の “Sustainability and Institutions” というクラス、近藤那子さん(教養学部, 4年)はイェール大学主催のサマースクールで “U.S. Strategy After the Cold War,” 及び “Film, Video, and American History”というコースに参加しました。「コースは確かにチャレンジングであり、興味深いです。講師の先生方は単に講義をされるだけでなく、学生達がクラスでのディスカッションやチームプロジェクトに参加するように努力されています。東大での2年間は大講義室でのコースが多かったので、このように先生方や学生達とのやりとりのある環境はとても新鮮で、やりがいがあります。私も迅速に自分の考えまとめ、なるたけ頻繁に発言するように務めています」と近藤さんは語ります。

富永さん(左)と大薮三さん(右)

富永さん(左)と大薮三さん(右)

富永順也さん(学際情報学府、修士2年)と大薮浩平さん(航空宇宙工学専攻、修士2年)は外国人学生が英語力を磨くことを目的としているEnglish Language Institute (ELI) の6週間のプログラムに参加しました。大薮さんは「英語力を上達させることは確かに貴重ですが、ELIでの経験はそれ以上の成果があり、国際的視野を広げることができました。私のクラスにはインドネシアとイランからきている二人のイスラム系の学生がいますが、彼等と親しくなり、一緒に勉強をしたり、ボストンなどへ旅行しました。このような個人的な繋がりを通して、イスラム系の人たちの行き方を理解し始めています」と語っています。

四人の学生は全員、こういう経験を可能にしてくれたFUTIに謝意を表し、今後もより多くの学生が、FUTIの奨学金で米国のサマーセッションを経験できることを期待しています。


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