2012/13会計年度(2012年7月1日-2013年6月30日)の募金活動は、大成功だった前年度のレベルには達っしなかったものの、成功裡に終了しました。低金利のためシンテック社信託基金からの収入が減少したことで、募金総額は5% 減少する結果になりました。しかし、個人の皆様からの寄付総額は昨年同様の高水準を保つことが出来ました。厳しい経済情勢にも拘らず今年も成功裡に終わりましたのは、ひとえに、皆様方からの寛大な支援のお蔭であります。心より感謝申し上げます。
上記のグラフから以下のような観測が出来ます。まず、最初の2年間に比べ、最近の2年間の個人献金の総額(緑で示す)が大幅に増加したことです。2009/10 年度と2010/11年度の個人献金の総額が$43,200 (42) と $40,192 (45) であったのに対し、2011/12 年度と 2012/13 年度は $62,005 (77)と $61,320 (73名) になりました。次に、シンテック社の信託基金からの利息収入額が 2009/10 年度に $96,432 を記録したのですが、それ以来、米国債からの収入の低下の影響を被っています。2012/13 年度は $70,076 であり、2011/12 年度の $77,155から 9% 減少しました。昨今の低金利が我々のキャンペーンにもたらす悪影響は大きく、収支を合わせるためには、何らかの対策を講じなければならない状況であります。
円グラフは個人献金のグループや地域による内訳です。$61,320 の個人献金総額のうち、$30,500 がFUTIの理事会または諮問委員会のメンバー13名のからの寄付です。個人献金総額の4分の1にあたる $15,520 は日本の同窓生17名からの寄付です。シカゴ赤門会をはじめとする8名のシカゴ地域の同窓生からの寄付が $7,400、22名のニューヨーク銀杏会会員(上記FUTIの理事または諮問委員を除く)からの寄付が$5,300、カリフォルニアの4名の同窓生からの寄付が$2,300でした。
小林久志理事長は、「シンテック社と多大なご寄付を賜った日本と米国内の皆様に深く感謝致します。さらに多くの方々からご支援をいただき、FUTIの公共慈善団体としての資格を堅持して行きたい所存です。若い世代の人たちが海外での勉学やインターンシップなどを通してグローバルな経験を得られるよう、今後さらに多くの同窓生や有志の皆様が私たちの活動をご支援くださることを願っております」と述べています。
寄付者ご芳名録は、下記のFUTIウェブサイトに掲載してあります。
Campaign Result of FY2012-2013: Final Report
ニューズレター第8号の記事:
- 日本とイリノイの同窓生、第四回キャンペーンを成功に導く
- FUTI役員、年次総会及び諮問委員会との合同会議で現況を報告
- GSP コース等の参加者8人にFUTI夏季奨学金を授与
- 東大生、イェール大学のサマーセッションにチャレンジ
- 「体験プログラム」の東大生の歓迎会、ニューヨークで開かれる
- 2013年度のUTRIP参加者の歓迎会、本郷で開催
- 東大でのGSP参加者への歓迎送会催される
- 駒場キャンパスの留学フェアに450名が参加
- カブリIPMUプログラムへFUTIの支援続く
- コロンビア―東大の共同講義への資金提供二年目に入る
- 田村史子氏を財務担当諮問委員の選出
- 松下重悳氏FUTI奨学生選考委員会に加わる
- FUTI諮問委員の小野誠英氏日本へ帰国
- NY 銀杏会会員のスン・キー パイク(白成基)氏, (1952-2013)逝去
- ブログからの記事:「母音の科学」 松下重悳
- 近刊紹介 小林昭七著「顔をなくした数学者―数学つれづれ」(岩波書店)