東大卒業生(1983)で公認会計士のスン・キー パイク(白成基)氏(ニュージャージー州ユニオン市在住)が今年4月14日に不慮の事故で亡くなられた。
パイク(白)氏は韓国ソウル市出身。ソウル高校(ジュニア・ハイスクール)を卒業し、韓国外国語大学(HUFS) 卒業後、奨学生として東大教養学部大学院で、故衞藤 瀋吉(えとうしんきち)教授研究室のメンバーとして政治学と国際関係論を専攻し1983年に修士課程修了。東大卒業後、英国に渡りオックスフォード大学大学院にて経済学を専攻。その後米国に渡り、公認会計士(CPA)の資格を取得し、近年ニュージャージ州、パリセイド市にオフィスを構え税理士として活躍しておられた。アジアを含むクロス・ボーダー投資家を対象とする会計及び財務サービスを提供するS.K.アソシエーツの創立者及びパートナーであった。
パイク氏は生前水泳とゴルフの熱心な愛好家であり、またアジア、アフリカ、ヨーロッパを遍く旅行された。家庭では愛情と優しさをもって接する父親と夫であり、活気に満ちた話上手でもあり、友人を大切にする人であった。NY銀杏会の集まりには積極的に参加され、FOTIへも寛大に寄付をされた。同氏はその親切さ、心の広さ、ユーモアを解するセンスの良さで誰からも深く尊敬されていた。FUTI理事長の小林久志教授は「パイク氏は母校東大への信義に厚い方であり、FUTIの強い支持者でした。一年程前私が財務担当代理を兼任していた際には,財務諸表を作成するに当たり、貴重な助言を頂きました。同氏の笑顔を最後に見たのは、今年2月15日のNY銀杏会年会での会場でした。その二ヶ月後の、この悲報が信じられぬ思いです。愛する夫、父を突然失ったご遺族に心より哀悼の意を表します。大変親切で高ぶらない人柄のパイク氏の他界は、同氏を知る私たちにとって、大変悲しく寂しく思います」と語った。
パイク氏の遺族は妻のハイ・ヒャング(Hye Hyang)さんとお嬢さんのジュリアン(Julian) さん。
ニューズレター第8号の記事:
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- NY 銀杏会会員のスン・キー パイク(白成基)氏, (1952-2013)逝去
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- 近刊紹介 小林昭七著「顔をなくした数学者―数学つれづれ」(岩波書店)