FUTIは植村泰朋コロンビア大学教授(Prof. Yasutomo Uemura) が主催するコロンビア大と東大の合同講義プログラムへの研究助成金を更新しました。2011年に東大とコロンビア大によるアウトリーチ活動(この分野を広く普及させる努力)として“凝縮体物理学の最前線”Frontiers of Condensed Matter Physics (F-CMP) というカリキュラムがスタートしましたが、この講座は生中継または録画されたビデオ講義を使用し、内容は大学院一年生のレベルに合わせてあります。2012年秋学期に日本人教授陣によるビデオ放映された物理学の講義を植村教授の指導のもとに受講したコロンビア大の学生14人が、2013年3月に東京と京都に10日間の研修旅行をしましたがFUTIはこの旅行費用の一部を援助しました。
東大生のために企画された2012年のニューヨーク研修旅行とコロンビア大学の学生のための2013年の日本研修旅行と同じように、今年のFUTIの助成金は、大学院生の研修旅行(東大から二名、京大から一名、コロンビア大から三名)の費用の一部を支援するために使われます。旅行参加の学生達は、訪問先でF-CMPの教授陣と大学院生達との共同研究に従事する予定です。更に2013年秋学期には、コロンビア大でF-CMPの生中継の講義コース(G6022)が計画されています。このコースではコロンビア大学物理学科の教授陣(2-3人)とコロンビア大学を二か月間訪問する予定の東大の内田教授に加え、ラトガース大学、ライス大学の教授数人が講義を担当します。(プロジェクトについての植村教授のビデオをご覧ください)。
Message to Friends of UTokyo, Inc from Prof. Yasumoto Uemura
ニューズレター第8号の記事:
- 日本とイリノイの同窓生、第四回キャンペーンを成功に導く
- FUTI役員、年次総会及び諮問委員会との合同会議で現況を報告
- GSP コース等の参加者8人にFUTI夏季奨学金を授与
- 東大生、イェール大学のサマーセッションにチャレンジ
- 「体験プログラム」の東大生の歓迎会、ニューヨークで開かれる
- 2013年度のUTRIP参加者の歓迎会、本郷で開催
- 東大でのGSP参加者への歓迎送会催される
- 駒場キャンパスの留学フェアに450名が参加
- カブリIPMUプログラムへFUTIの支援続く
- コロンビア―東大の共同講義への資金提供二年目に入る
- 田村史子氏を財務担当諮問委員の選出
- 松下重悳氏FUTI奨学生選考委員会に加わる
- FUTI諮問委員の小野誠英氏日本へ帰国
- NY 銀杏会会員のスン・キー パイク(白成基)氏, (1952-2013)逝去
- ブログからの記事:「母音の科学」 松下重悳
- 近刊紹介 小林昭七著「顔をなくした数学者―数学つれづれ」(岩波書店)