藤原帰一東大教授ニューヨークにて講演

Fujiwara_lecture東大友の会(Friends of UTokyo)は藤原帰一東大大学院法学政治学研究科教授を招き、2015年5月25日の夕方6時から、ニューヨーク銀杏会及び さつき会アメリカとの共催で講演会をミッド・マンハッタンにあるThe Jin Law Group LLLPの会議室で開催しました。30人程の卒業生等が参加した盛会な集まりでした。

ルース・ジン弁護士の挨拶に続き、藤原教授は「自由社会から権力競合へ:中東、ロシア、中国」というテーマで話しました。1991年から2000年ごろまでは旧共産主義国ロシア,東欧及び南ア、タイ、あるいはインドネシアに例示されるよう、民主化と市場経済の拡大が進んだが、しかしながら、地域覇権を望むとみられるロシア、中国の台頭とともに、国際政治は競争の時代に入り、中東と北アフリカの新しい不安定に対するイニシャチブの欠如につながったと、藤原教授は説明されました。藤原先生の東大での教え子を含んだ出席者による活発な質疑応答があり、アメリカの中東政策、中国での内部事情、第三次世界戦争は起こるだろうかなどと色々と質問が出て、質疑応答時間の大幅な延長になりました。最後に東大友の会理事の桑間先生の挨拶で閉会になりました。

注:この記事はFUTIのスタッフにより日本語に翻訳されました。日本語訳への藤原教授からの承認はこの時点ではいただいておりません。


ニューズレター第13号の記事: