プリンストンー東大教育協力活動スタート

PrincetonUTokyo_500プリンストン大学 (主にプラズマ物理研究所)と、東京大学(新エネルギー、物理、電気工学の各学科が中心メンバー)は 、学部生と大学院生のためのプラズマ物理習得を目的とする教育協力活動をスタートさせました。特に境界分野にあるプラズマ物理 に的をしぼり、基礎的プラズマ物理実験、太陽系の中の宇宙プラズマ、そして核融合エネルギー研究に応用できる基礎的プラズマ物理を学びます。学生が研究項目、共通の物理、実験と理論に必要な技術などに馴染み、クラスルームで得られるものを超えて、研究体験を積む機会を与える事を目指しています。この 教育協力の企画は、今まで成功裏に長期間続いた両大学間の共同研究を基に新しく作られました。

この新しいプログラムでは、毎夏7−9週間に亘り、学部生および大学院生が、交換学生として修練を積みます。今年のプログラムは 境界分野を含めたプラズマ物理を 学ぶための1.5週間のサマー・スクールでスタートしました 。 このサマー・スクールの後、学生達は6−8週間、それぞれの研究室で研究修練を受けることになっています。サマー・スクールは、プリンストンと東大で 交互に開かれますが、 両大学から、毎年数名の学部生と大学院生が参加する事が予想されています。場合によってはサマー・スクールと平行して、シニアな研究者および教授による集中講義も行われる予定であります。

執筆者;プリンストン大学、プリンストン・プラズマ研究所、山田雅章


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