2013/14会計年度 (2013年7月1日-2014年6月30日) の募金総額は約11万ドルでした。残念ながら、この結果は過去二年の収入、即ち13万9千ドル、13万1千ドルに比較して下回りました(下図参照)。
このように収入がかなり減った主な理由は、シンテック社の信託基金がすべて米国国債に投資され、その利子が引き続き下降し続けてきた結果です。
個人の寄付者の数は昨年の73人から59人へと19%も減りましたが、寄付の額は昨年の61,320ドルから56,660ドルへと7.6%の減少に留まりました。
次の円グラフは、個人からの寄付総額をグループ、地域別で分類した結果を示します。59人から頂いた56,660ドルの内訳は:理事及び諮問委員12名から28,000ドル、日本在住の卒業生20名から16,060ドル、ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネティカット州の地域の方18名(上記の理事、諮問委員を除く)から6,750ドル、カリフォルニア州、ワシントン州の5名から4,100ドル、イリノイ州の2名から1,250ドル、テキサス州の2名から500ドルです。
この地域による分類は昨年の結果(下図)と似ていますが、カリフォルニア・ワシントン州、ニューヨーク・ニュージャージー・コネティカット州、日本からの寄付金額はそれぞれ3,300ドル、1,450ドル、540ドルずつ増加した一方で、理事・諮問委員、イリノイ州からの寄付はそれぞれ2,800ドル、3,300ドル減少しました。
「私達の活動を引き続き援助して下さるシンテック社及び個人の皆様に心より感謝致します。しかしサマー・スカラシップや、研究支援を来年も今年のレベルに維持する為には、支援者のベースを拡大しなければなりません。現会計年度もシンテック信託資金からの収入は低利率のため期待出来そうにありません。今後、私達の後輩である若い世代が、競争の激化する世界経済や、複雑になる国際政治事情に対処出来るグローバルな人材に成長するような体験を積めるようサポートするには、これまで以上に多くの同窓生とフレンズの皆様からの支援を、必死にお願いするしかありません」 と小林久志理事長は述べる。
寄付者の氏名はFUTIウェブサイト「2013-2014会計年度募金キャンペーンの最終報告」に掲載されています。
ニューズレター第12号の記事:
- 第5回の募金キャンペーン、過去の記録に及ばず
- 理事会年次総会および諮問委員との合同会議開催される
- FUTI のウェブサイト新規に再設計
- 2014年「東大友の会」奨学金受賞者のレポートからの抜粋
- コロンビア大ー東大の共同チームとバークレーのBCTP-東大カブリIPMU のプログラムを、FUTIが引き続き研究支援
- GSPとUTRIPの学生を迎えてレセプション
- 第8回「東京大学基金感謝の集い」開催される
- 「感謝の集い」出席と本郷キャンパスへの再訪問:コー・ヤン・タン(董克勇)
- 東大PEAKに入学のStuyvesant高校のKimさんに、東大友の会から渡航費
- 山路一隆氏ニューヨークにて講演
- エボラ出血熱、感染拡大に備えて:桑間理事がテレビで解説
本号の執筆者は 泉 泰行、大迫政子、桑間雄一郎、小林久志、松下重悳、董克勇(コー・ヤン・タン)、山田雅章。英文のエ ディターはブライアン・マーク(Brian L. Mark, ジョージ・メイソン大学教授)。