6月4日(木)及び5日(金)の2日間、駒場キャンパスにおいて「Go Global 東大留学フェア2015」が開催されました。留学フェアは、東大の学生に海外留学・異文化体験の意義や重要性を伝えることで海外留学を早期に動機づけ、学部の早い段階で海外留学を計画できるよう支援することを目的としています。2011年以降毎年開催され、今年で5回目になります。
初日の全体説明会、東大内の各部署・外国政府関係機関・海外大学・国内外のNGO/NPOの担当者が一堂に会する2日目の個別相談会とも、350弱の学生が参加しました。
全体説明会は古谷研理事・副学長の挨拶の後、ゲストスピーカーの松本紹圭氏(浄土真宗本願寺派光明寺僧侶)が、自身の留学経験を基に留学やキャリア形成について考える「世界へ出家!」と題した講演を行なった。また、留学等経験学生によるトークセッションも行われた。
2日目の個別相談会にはFUTIを含めた34の団体がブースを出展し、来場者の質問や相談に答えた。FUTIブースには3時間半の間に約50の学生が訪れ、渉外本部の吉田洋一副本部長、手塚安澄係長、三留智人氏が対応した。
「今年は“具体的なスケジュールは決まっていないが、将来を見据えて留学に関する情報を収集しよう”という積極的な1年生が多かったのが印象的でした」と手塚・三留両氏は語る。急速に進むグローバル化に対応し、なるべく多くの学生に海外経験をさせようという東大の方針が学生にも浸透してきたようであり、「学生の意識はここ数年で明らかに変わった」と吉田副本部長も語っている。
ブースを訪れた学生は昨年の約30名から約50名へと大幅に増えた。学生には、親身に支援してくださるアメリカ在住の卒業生と関係を築けるという点、留学先を自由に選べるという点が、他の団体の奨学金にはない「経済的支援にプラスαの利点として魅力的に映っていたようである。
学生たちからは、「FUTIの奨学金はその他の奨学金に比べて金額が充実しているので検討してみる」「選考基準は何か?」「競争率は厳しいのか?」などの感想や質問が寄せられた。今年度から学事暦が変更されサマープログラムへの参加がしづらくなったことで、「1年間の留学は援助してくれるか?」「ウィンタープログラムは対象にならないのか?」といった質問が特に多く寄せられていたようである。
2日目にブースを出展した34団体は下記の通り。
出展団体のリスト
- ブリティッシュカウンシル
- カナダ大使館
- オーストラリア大使館/西オーストラリア州政府
- Education USA/日米教育委員会(フルブライトジャパン)
- CampusFrance -フランス政府留学局・日本支局
- ドイツ学術交流会(DAAD)
- 中国大使館教育部
- スイス大使館・科学技術部
- 文部科学省
- 官民協働海外留学創出プロジェクト
- 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
- Friends of UTokyo, Inc(FUTI:東大友の会)
- VIA
- ①SAF/②TOMODACHI住友商事奨学金
- Infosys Limited
- IAESTE
- イントラックス
- 特定非営利活動法人アイセック・ジャパン
- ams AG
- 国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部
- 特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
- 外務省 国際機関人事センター
- ルンド大学(協定校)
- 国立台湾大学(協定校)
- ジュネーヴ大学(協定校)
- 東京大学 本部国際交流課
- 東京大学Go Global 海外留学情報室
- 東京大学 北京代表所
- 東京大学 学生支援課体験活動推進チーム
- 東京大学 グローバルリーダー育成プログラム推進室
- 東京大学 本部キャリアサポート課
- 東京大学 教養学部グローバリゼーションオフィス
- 東京大学 教養学部
- 東京大学 大学院工学系研究科・工学部 国際推進課
- 東京大学 大学院情報理工学系研究科
執筆:東大渉外本部 三留智人