ギータ・メータ博士が率いる Asia Initiatives、MITの Innovative Innovation Challenge でアジア地域での最優勝賞を受賞

マサチューセッツ工科大学は毎年、人間生活の状態を根本的に改善する「テクノロジーの力」を讃える、Inclusive Innovation Challengeというコンぺティションを催しています。今年10月に世界中の1,500人の応募者から60人の地域ファイナリストが選出されました。 Social Capital Credits (SoCC)のコンセプトを提案・実行している 、Asia Initiatives (AI)(設立者は東大友の会諮問委員を務めるギータ・メータ博士)はアジア地域での最優勝賞を受賞しました。画期的なプロジェクトである SoCCシステムでは、社会的に役に立つ活動をすることにより『community 通貨』を報酬として受け取り、それを使って教育スキルトレーニングマイクロクレジットなどを受ける事ができます。

ギータ・メータの東京の自宅で始まったAIは、急速に成長して、現在はインド、ガーナ、ケニア、米国で何千人もの女性とその家族にサービスを提供する本格的な501(c)3の非営利団体になりました。AIは、マイクロローン・バンキング・センターの設立を皮切りに、2000年代初頭の最先端戦略の「プロ・ウーマン、プロ・プア、プロ環境開発」をスローガンとしたSoCCの発明により慈善分野のリーダーとなったのです。

SoCCは、「社会資本」の力を活用してコミュニティを変革する強力なシステムです。我々AIのチームでは、金融資本のみに現在社会の価値の焦点が置かれてる事が社会的・環境的資本の損失につながっていると考えています。この欠点をSoCCは補います。SoCCを実行に移す事は簡単で、すべてのコミュニティが構築、育成することができる「社会資本」を測定し価値化して活用することが可能になります。SoCCを用いる事によりソーシャルキャピタルを構築して活用することで、何千人もの人々が貧困から脱却する事が出来ました。そして、家庭内及び地域社会内で正しく認識されておらず、金銭的にも報われていなかった女性の仕事がついにその価値を認められるのです。

「SoCCは、私が最近見た中で最も大胆で最も強力なアイデアの一つです。社会のピラミッドの底部に与えられる影響は測定可能であり、また実証に基づいています。このプロジェクトは、 世界でも最高級の良心に基づく素晴らしいアイディアが強いチームによって支えられています。アイデアそのものが何百万人もの命に影響を与えるメリットがある一方で、新しい善意の生態系(ecosystem of good will)を生み出すものです。」

ニューズレター第22号の記事: