
FUTI理事長からのメッセージ
東大友の会(FUTI)をご支援くださる皆様
皆様、ご健勝にてご活躍のことと推察申し上げます。FUTIは2007年に発足して以来、多数の才能有る日米の一流大学の大学生達に短期(夏季)留学支援を、また将来有望な東大生や同窓生には中期―長期留学支援を行って参りました。これらの奨学金は疑い無く科学、技術、芸術、経済、人文行政等の分野で次世代の国際的リーダーになりうる優秀な東大生、同窓生、米国大学生の人生及び早期、中期のキャリア開発に大きな影響を与えてきたと自負しております。2023年にスタートしました、「周顺圭・周滝沢愛子 奨学金」に続き、新たに「小林久志記念フェローシップ」が設立され、2025年から「小林フェロー」の選出を行う事になりました。さらに、昨年から「FUTIトラベル・アワード」を東大在籍の若手研究者を対象に支給を始めました。
現在、世界は多くの深刻な問題にさらされています。激しくなった気象変動により各国では大規模な自然災害が起こっていますし、疫病パンデミックはまたいつ起るかもしれない状況です。世界中で専制主義の台頭がみられ、東欧、中東での地域戦争に加えて、避難民の増加、貧富の差の拡大などが、民主主義に基づく世界秩序を震撼させています。これら前例のない世界規模の危機に適切に対処するためには、各分野におけるリーダーシップが要求されます。また、迅速な情報共有と国際協力が、危機を解決するのに必須であることも明らかです。この様な観点から、FUTIの使命である「豊富な知識を持つ有能な次世代リーダーの育成」が益々重要になっていると確信しております。
我々の活動の中心を占めるFUTI 奨学金に、毎年多額のご援助を頂き大変感謝しております。皆様の更なるご支援を心からお願い申し上げます 。本年は、2027年の東京大学創立150周年を記念して、「寄付で東大150周年を祝おう」キャンペーンを開始いたしました。キャンペーン期間内(2025年7月~2026年6月)に150名以上の方からFUTIにご寄付を頂けた場合には、$150,000の大口寄付が匿名の寄付者から加わる事になっております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
FUTIの組織、活動等に関しましては2024年次報告書 friendsofutokyo.org/houkokushoをご覧下さい。オンラインまたは小切手郵送によるご寄付をご希望の方は、friendsofutokyo.org/kifu をご参照ください。
本年は特に「寄付で東大150周年を祝おう」キャンペーンへのご支援をお願い申し上げます。少額のご寄付も大歓迎です。出来るだけ多くの方々からのご支援を賜れますと幸甚に存じます。
東大友の会
理事長 尾島巖
過去の受賞者による最近の活躍

羽場優紀
2015 FUTI Global Leadership Award
東大友の会(FUTI)は羽場優紀博士が進化生態研究への貢献により第8回ニューヨーク野口英夫記念奨学金を受賞されたことを心よりお祝い申し上げます。受賞スピーチで羽場博士は「現在取り組んでいるハダカデバネズミなどの社会行動の遺伝・神経・進化基盤の研究が、ひいては人間の行動や感情の進化を解明する成果につながるものと信じている」と述べられました。


