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Friends of UTokyo, Inc.

シンテック社信託基金の5年間延長

FUTIでは個人の方からの寄付に加えて、信越化学工業(株)の米国関係会社のシンテック社(Shintech, Inc.)から信託方式の寄付を2009年以来頂いております。信託方式とは寄附者(米国および日系米国法人)を委託者、米国に拠点を持つ信託銀行を受託者とした金銭信託で、その運用益分を寄附していただくスキーム(方式)であります。(東京大学では同様のスキームで2009年に日本国内企業15社から合計120億円を2013年までの5年間設定して頂いております。) FUTIはシンテック社からはUS$5百万ドルを2009年から2014年まで信託設定をして頂き、2011年10月までにその運用益US$174,926の寄付がありました。このたび同社のご好意により、信託基金の運用期間を2019年まで5年間延長して頂けることになりました。 この朗報をFUTIの小林理事長は、「誕生間もないFUTIが昨年度から研究助成金や夏季コース奨学金などのプログラムを本格的に始めることが出来たのは、ひとえにシンテック社からの多額の寄付金のお蔭であります。安定した収入源が今後も引き続き期待できることにより、継続性のあるGRANT運営計画が可能になります。シンテック社及び親会社である信越化学工業の経営陣の皆様に深く感謝いたします」と述べました。 11月8日小林理事長は信越化学を訪ねFUTI理事会の感謝の意を伝えました。 ニューズレター第4号の記事:

伊藤澄子氏 Friends of UTokyo, Inc.の財務担当理事に就任

12月5日に開催された理事会は、FOTI諮問委員会のメンバーである伊藤澄子氏を財務担当理事として、2012年1月1日付で選出した。伊藤氏は理事としての一般責務に加えてFUTI の財務関係を担当する。 伊藤氏は1974年に東大経済学部を卒業後、厚生省(当時)に入省、さらに1980年にはオックスフォード大学で経済学修士号を取得した。1980年にアメリカに渡り、Strategic Planning Associates (Washington, DC)にコンサルタントとして、Nomura Securities International, Inc. (New York ), Alex Brown and Sons, Inc. ( Baltimore/New York) にインベストメント・バンカーとして勤務。1991年に独立してArcadia Capital, Inc. を設立し、日米のクロスボーダーに絞った経営戦略コンサルティングを行っている。伊藤氏は現代芸術および日本伝統文化に深い関心を持ち, Kronos Quartet/Kronos Performing Arts Association, Hara Museum Fund の理事を勤めている。昨年からは、東日本大震災・福島原発事故で影響を受けた福島の子供達と母親達のためのボランティア活動を進めている。 「FUTIの理事を勤めさせていただくことを光栄に思います。東京大学と米国の大学との有意義な国際研究交流が活発に行われ、また、同窓生・留学生・教授陣などをメンバーとする“東大コミュニティ”が米国で盛んになるよう、お手伝いしたいと思います。」と伊藤氏は述べています。「非営利団体運営の経験を持たれて、また 財務に詳しい伊藤氏を理事に迎えることにより、FOTIが一段と前進することを期待しています」と小林FUTI理事長は語った。 ニューズレター第4号の記事:

田中明彦教授、国際協力機構(JICA)理事長に

一月17日(火)の政府閣僚会議後、玄葉光一郎外相は東大副学長、FUTIの理事(2009年1月より)である国際政治学教授の田中明彦氏を国際協力機構(JICA)の理事長に任命した旨を発表した。田中教授は2003年よりJICA理事長を勤めてきた緒方貞子氏の後任として、4月1日に就任する。 田中教授は東大教養学部国際関係学科を1977年に卒業、1981年にマサチューセッツ工科大学(MIT)で政治学の博士号を取得。ASEAN+3首脳会議の諮問委員会であるアジア・ビジョン・グループの日本側メンバーを務め、「安全保障と防衛力に関する懇談会」、「国際平和協力に関する諮問グループ」など種々の政府諮問委員会に携わった。The New Middle Ages: The World System in the 21st Century (国際文化会館、2002年)など、日本語、英語での多数の著作、論文がある。田中教授が最近編集した本にAn East Asian Community and the United States (ワシントンD.C.,戦略国際問題研究所出版、共同編集者、Ralph A. Cossa氏)などがある。 ITASIA(アジアにおける情報、テクノロジーおよび社会)での国際修士課程、博士課程プログラムでは、田中教授は「アジア研究入門」と「東アジアにおける国際政治」を担当してきた。 田中教授の今回の任命についてFUTI小林理事長は「大変重要な、そして国際的にもビジビリテイの高い要職に就任されますこと、心からお祝い申し上げます。田中先生がFUTIの発展にご尽力下さったことに改めて御礼申し上げます。GSP(グローバル・サマー・プログラム)や他の交換プログラムを担当する東大の国際部とFUTIとの密接な関係を築くのに貢献され、東大イェールイニシアテイブ(TYI)の委員長を設立以来務めてこられました。JICAでの新しいお仕事は、大変お忙しいでしょうから過去三年のようにFUTIの運営に携わって頂けぬとは思いますが、何らかの形で引き続きFUTI と関係を持って頂きたいと思います」と述べた。 田中教授は3月8日のFUTI 理事会に出席する予定である。 ニューズレター第4号の記事:

小宮山宏名誉理事のメッセージ

人間というのは結局人とのかかわりあいなくしては生きていけない、しかし現代はあまりにその関係が希薄になってきています。文明の発展にともない、コミュニティーが自然に発生することも少なくなりました。皆で余計なお世話を焼き、焼かれる方は一生懸命にその活動に取り組む。そしてその成果はやがて社会へと還元されていく。こういう関係が今の時代にはより必要なのではないでしょうか。そして教育や学術や芸術に対する支援には歴史的にこういう一面があると思っています。 いやおうなく押し寄せるグローバリゼイションの中で、大学の国際化は最優先課題です。学生そして研究者にいかに魅力ある環境を提供できるかが世界の先進大学の競争力の本質です。日本の全ての大学にいえることですが、国際競争を脱落しないでさらに勝ち抜くためには財務基盤の強化が必要であると考え、私は東京大学総長時代にその足元を支える財務基盤の強化を目指しました。その一環として大学の舞台が国際的に広がる中、東京大学の米国における教育・研究を財政面から支援するために、NY在住の卒業生の方にお願いしてFOTIを創設していただきました。4年経過し、まだ小規模ではありますが、FOTIがその後順調に発展していることを大変頼もしく思っています。 今後FOTIの活動を拡大するため、皆様からのさらなる御協力をいただけるものと心より願っております。 ニューズレター第4号の記事: