奨学生選考委員会は2014年3月8日にマンハッタンのCommunity Resource Exchanges にて、2014年度のサマー・スカラシップ奨学生の選考を開始した。出席者は山田雅章委員長(大学関係担当理事)、小林久志、松下重悳、大迫政子、桜井信子の委員諸氏とMs. Amy Vaida (委員会秘書)の6人。この日の第一次選考に引き続き、委員会はその後も討議を重ねた結果、4月21日までに13人の東大生と6人の米国大学生を今年のサマー・プログラム奨学生として決定した。
選ばれた13人の東大生のうち10人は米国大学での様々なコースに参加する。残りの3人はイェール大学またはUCバークレー校での英語研修コース参加者である。13人の東大生の内訳は、女子8人、男子5人であり、7人が理工系、6人が文科系である。学年別では学部生が8人(2年4人、3年2人、4年2人)、大学院生5人(修士1年1人、修士2年3人、博士3年1人)である。
6人の米国大学生のうち4人は東大理学部教授がホスト役として研究指導に当たる University of Tokyo Research Internship Program (UTRIP) に米国各地の大学から応募した74人の中から選抜されたサマー・インターン奨学生である。今年度の米国大学からの応募者数は昨年の123名に比べて少なかったが、応募者の多くが一流大学のトップクラスの学生達であった。
上記の4人の他に、東大でのグローバル・サマー・プログラム(GSP)に参加するイェール大学の学生2人(男子、女子一人ずつ、共に3年生)が奨学生として選抜された。
FUTIの夏季奨学金(正式名称、FUTI グローバル・リーダーシップ賞)は米国と日本における将来のグローバル・リーダーの育成を目標としており、リーダーシップとしての資質を有することが選考基準の一つになっている。
2014年度奨学生のリスト
英語研修講座 (東大生3人)
- 谷川洋介(生物情報科学3年): UCバークレーでの英語研修
- 千葉滋 (理科三類2年): UCバークレーでの英語研修
- 林泉 (理科一類2年): イェール大学での英語研修
英語研修以外の講座 (東大生8人)
- 井上茜(教養学科-北アメリカ研究コース4年): UCLA Anderson School of Management でのサマースクール
- 岩田大輝 (都市工学修士2年): UCバークレーでのサマーコース
- 宇田川晴加 (文科二類2年): ハーバード大学でのサマースクール
- 藤永清乃 (総合文化研究科言語情報科学修士2年): UCバークレーでのサマーコース
- Zang Xiaoxue (理科一類2年): イェール大学でのサマー・スクール
- 柿沼優花 (経済学部経営学科3年) UCバークレーでのサマー・コース
- 藤田彩也香 (教育学研究科臨床心理学修士2年)オハイオ州立大学でのProject Narrative Summer Institute
- Mr. Mahmoud Khalil (環境システム学専攻博士2年)ウェスターン・ミシガン大学での水理地質学実地コース
カリフォルニア大学バークレー校でのGSP (東大生2人)
- 瀬川晶子(化学工学4年)UCバークレーでのGSP “Environmental Leadership Program”
- 宮沢哲(法学部修士1年)UCバークレーでのGSP “Media and Global Protest Movement”
UTRIP (University of Tokyo Research Internship Program)(米国大学生4人)
- Mr. Taweewat Somboonpanyakul, シカゴ大学、物理3年: 田村元秀教授
- Mr. Kevin Hochstrasser,イェール大学、化学、3年: 程 久美子教授
- Mr. Thong Nguyen, テキサス大学・ダラス校、物理、3年: 相原博昭教授
- Mr. Pramodh Ganapathy, デューク大学、進化人類学(第一専攻),アジア&中東研究(第2専攻)、4年: 野崎久義教授
東大でのGSP (Global Summer Program) (イェール大学生2人)
- Mr. Kevin Zhou, イェール大学, 生物医学工学, 3 年
- Ms. Julie Chang, イェール大学, 生物医学工学, 3 年