東大友の会ボランティアのご紹介:祖開亜希子さん

祖開 亜希子さんとお子さん

東大友の会ボランティアスタッフの祖開亜希子と申します。2016年春にニューヨークに転居した際、ご縁があり、FUTI フェイスブック(FB)管理人の一人に加えていただきました。主にFB上での企画「現場からの報告」シリーズの取りまとめを担当しています。

「現場からの報告」では夏季奨学生及び米国伊藤財団ーFUTI奨学生の皆さんから届く留学体験記を写真とともに掲載しています。世界中から集まる他の留学生との交流や、普段とは違うスタイルの授業に刺激を受けている東大生の様子、また初めて体験する日本での生活に興奮気味の米国学生の様子などを読んでいると、こちらまでワクワクします。ごく簡単ですが、自分の感想を奨学生お一人お一人に伝え、FBのコメント欄にも残すようにしています。

私は教養学科国際関係論を卒業しましたが、留学の経験はありません。結婚後主人の転勤に伴い、イギリスとアメリカで遅ればせながら異文化体験をしてみて、学生の頃にこんな経験をしていたら自分の価値観は変わっていたかもしれないと思うことがあります。FUTI 奨学生のような優秀な学生さんにとって、留学は将来グローバルに活躍される素地を作る貴重な機会となっていることでしょう。

現在は幼い子供の育児に追われる毎日です。子供の夜泣きで起きたついでに「現場からの報告」を更新することもあります。このボランティアをさせていただいてなかったら、現役大学生とメールでやり取りして刺激を受けたり、日本の教育の国際化の難しさ, また可能性を垣間見たり、FUTI 理事の方々から励ましの言葉をいただいたりする機会に恵まれることはなかったと思います。活動にご理解ご協力くださっている皆さんに心から感謝申し上げます。

著者:祖開亜希子

事務局からのコメント

FUTI 理事 の浜田宏一教授(イエール大学名誉教授、東京大学名誉教授)は「「現場からの報告」シリーズ は、毎年20名ほどの奨学生が、 楽しかったこと、困難を感じたことなどを留学先の現場から直接報告してくれるので、奨学生、FUTIサポーター 及びスタッフを結ぶ重要な役割を果たしています。全体をまとめ、奨学生一人一人と連絡をとって、励ましてくださる祖開さんに深く感謝しています。」と 語っています。また、スカラシップ委員会のメンバーである大迫政子氏は「祖開さんは、London College of Education, Graduate School at the Institute of International Education in London でPostgraduate Certificate in Teaching Japanese as a Foreign Language課程、またSchool of Oriental and African Studies, University of London でMA in Japanese Applied Linguistics課程を修了された、大変有能な方です。ご主人の勤務の関係でNYにおられますが、育児などでお忙しい中、「現場からの報告」シリーズの主担当として、 FUTI 奨学金プログラムの向上に貢献されています。」と語っています。


ニューズレター第18号の記事: