東大友の会の藤井理事、次期東大総長に選出される

2020年10月2日、東京大学は五神真総長の任期満了に伴う次期総長予定者選考のための総長選考会議を開催し、藤井輝夫理事・副学長が第31代目の総長予定者に選ばれました。次期総長の任期は2021年4月1日から2027年3月31日までの6年間の予定です。

藤井先生はこれからの東大について、「コロナ禍も含め、目の前の困難な状況への対応にあたりつつ、社会の前提が大きく変わろうとする今日、長期的な大学像を描くことも重要だと考えています」、「これまで私自身は、世界の誰もが来たくなるような学問の場を作っていきたいと言ってきました」、そして「こうした新しい学問の場を作っていくということを今後、学内外からの幅広いご意見を伺いながら進めてまいりたい」と抱負を述べておられます。東大の学生に特に求める力、また伸ばしていきたい力については、社会の変化がとても速くなってきている時代に対応して「学び直し」の重要性を強調されています。

東大本部で社会連携と産学官協創を担当されてきた藤井先生は、その経験を踏まえて「現総長の下、いろいろ立ち上がっている学外の企業との大型連携がある。こうした産学連携などについて、しっかりと成果を出して社会に貢献していきたい」と仰っています。

これまでに2015年のニューヨークの東大オフィス開設にも関わられる等、米国との研究協力にも尽力されており、2018年からは東大友の会・FUTIの理事を務めて下さっています。

東大友の会理事長尾島教授は以下のようにお祝いの言葉を述べています。

この度、東京大学次期総長にご選出されましたこと、心からおめでとうございます。東大友の会理事、諮問委員一同、今度のニュースを大変喜んでおります。東京大学の将来は、藤井教授の創造的で革新的なビジョンと卓越したリーダーシップにより、大きな恩恵を受けると確信しています!!!

ここ数年、東大友の会の理事をしていただき、一緒に仕事をさせていただくことができ、我々はとても幸運でした。藤井教授が総長になられ、東京大学の革新的な変革と成長が見られることを心から期待しています。

著者:鈴木由利子・英語翻訳:東大友の会スタッフ

この記事は、以下のサイトをReferences に使ってあります。

https://www.friendsofutokyo.org/

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0508_00185.html

http://www.microfluidics.iis.u-tokyo.ac.jp/index_j.html

https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/info/post_29.html

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