東大・イェール・イニシアティブ(TYI)へグラント付与

東大・イェール・イニシアティブ(Todai-Yale Initiative 、略称TYI)へ$30,000のグラントを付与するとFriends of UTokyo, Inc. (FUTI)が2011 年7月に発表しました。このグラントはInternational Development Cooperation among Asian Donors  をテーマとする国際学術会議(2012年3月29~30日にNew Havenにて開催予定)の支援に使われます。この会議にはアジアに於ける 国際開発協力研究の専門家が日本、米国、その他の国から招待されています。

東大からは講演者として高原明生大学院法学政治学研究科教授、松田康博東洋文化研究所准教授 および川島真大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(国際関係史)准教授が参加の予定です。高原教授は現代中国政治および東アジア国際政治、松田教授は中国および台湾の政治外交に関する権威であり、川島教授はアジア政治外交史を専門にされています。

FOTIが昨年度支援したイェール大学における国際会議「日本の外交政策と政権交代」にて撮影。

東大からの講演者に加えて、イェール大学およびソウル国立大学からも参加者が予定されていますが、詳細はまだ発表されていません。また、FOTI の他に、イェール大学のCouncil for East Asian Studiesおよび国際交流基金からも当学術会議にグラントが付与されています。FUTIのグラントは主に東大からの講師招待の費用にあてられます。

東大・イェール・イニシアティブの学術交流部門責任者である羽田正教授(東大東洋文化研究所長)「3月の国際会議では、国際的な権威である研究者が一同に会して、議論を戦わせることになるが、これにより日本・アジア研究が一層進展することを願っており、FOTIのご理解およびご支援を大変有難く思っています」と述べています。

Todai-Yale Initiative は2007年10月にイェール大学Richard C. Levin 学長と当時の東大総長小宮山宏氏により設立されました。人文、社会科学分野での日本・アジア研究の国際的展開の促進を目的としています。http://todai-yale.jp/index.html


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