コロンビア大学教授(兼)政策研究大学院大学(夏季)特別教授でおられる伊藤 隆敏氏を囲む講演・懇親会が、東大友の会とさつき会アメリカの共催で、11月3日夜にグラセンに近いTiger Pacific Capital, LPで行われました。伊藤教授は一橋大学で学士、修士の学位を取得、ハーバード大学で経済学博士号を取られました。東京大学名誉教授また一橋大学名誉教授でおられる先生は、 コロンビア大学では国際公共政策大学院(SIPA)教授 兼 コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所(CJEB)公的年金・政府系ファンド研究プログラム・ディレクターをしておられます。(教授の経歴及び著書については http://www3.grips.ac.jp/~t-ito/ を参照。)
講演会は東大友の会理事長 山田雅章氏の挨拶で開会。「選挙後の政治状況と経済政策の課題」というタイトルの講演では、多岐にわたる話題を取り上げられ、1)10月22日に行われた総選挙結果の意義、2)日米金融政策、3)米政治経済状況と日本への影響、などについて話され、さらに、NYの投資家の関心事項である「金融・財政政策に変更はあるか?」、「アベノミクスのさらなる推進はあるか?」、「憲法改正議論は経済政策にプラスか?」といった問題にも言及されました。
会場には東大卒業生及び、伊藤先生の母校である一橋大同窓会(如水会NY)メンバーが集まり、定員を超える盛況でした。参加者は銀行、商社, ヘッジファンド, 大学(物理学、コンピューター・サイエンス)、医学など多岐にわたる分野で活躍されている方が多く、いろいろな視点から質問が出され、活発な議論が展開しました。30分と予定されていたQ & A セッションは、1時間を超えても質問が尽きず、盛り上がりました。閉会時は Tiger Pacific Capital LLC マネージング・パートナーの武神淳之氏が挨拶されました。
銀行員である出席者の一人は、「伊藤教授のような大先輩と、今まで疑問に思っていたことについて親しく意見を交わす機会を得たことは大変貴重でした」とコメントしています。
尚、伊藤先生のForbes Japanの連載、「数字で読み解く日本経済」はこちらでお読みいただけます。https://forbesjapan.com/author/detail/290