シンテック社信託基金の5年間延長

FUTIでは個人の方からの寄付に加えて、信越化学工業(株)の米国関係会社のシンテック社(Shintech, Inc.)から信託方式の寄付を2009年以来頂いております。信託方式とは寄附者(米国および日系米国法人)を委託者、米国に拠点を持つ信託銀行を受託者とした金銭信託で、その運用益分を寄附していただくスキーム(方式)であります。(東京大学では同様のスキームで2009年に日本国内企業15社から合計120億円を2013年までの5年間設定して頂いております。)

FUTIはシンテック社からはUS$5百万ドルを2009年から2014年まで信託設定をして頂き、2011年10月までにその運用益US$174,926の寄付がありました。このたび同社のご好意により、信託基金の運用期間を2019年まで5年間延長して頂けることになりました。

この朗報をFUTIの小林理事長は、「誕生間もないFUTIが昨年度から研究助成金や夏季コース奨学金などのプログラムを本格的に始めることが出来たのは、ひとえにシンテック社からの多額の寄付金のお蔭であります。安定した収入源が今後も引き続き期待できることにより、継続性のあるGRANT運営計画が可能になります。シンテック社及び親会社である信越化学工業の経営陣の皆様に深く感謝いたします」と述べました。

11月8日小林理事長は信越化学を訪ねFUTI理事会の感謝の意を伝えました。


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