理事会と諮問委員会の合同会議行われる

FUTI の理事会と諮問委員会の合同会議が3月8日の午後5時から7時まで、ニューヨーク市内にある日本クラブで開催された。

まず東大副学長およびFUTI理事の田中明彦教授が東大での最近の動きとして:1)学年度の初めを4月から9月に変更する提案、2)英語での講義のみで学位の取れる新しいコース、3)インドのバンガロールに最近オープンした東大オフィス、4)外国の有力大学と東大の両方の学位を取れるコースに関する案、などについて報告した。

次いで、FUTI理事長の小林久志教授が2011

2012年度のキャンペーンに関しての中間報告を行った。日本国内の卒業生からの寄付と、シンテック社の信託基金からの配当が昨年度より増えているため、寄付金総額はかなり増加しているが、ニューヨーク近郊に在住の卒業生からの寄付は残念なことに相変わらず低い旨を報告した。

大学担当理事の山田雅章が夏季奨学金プログラムに関し報告した。GSP (グローバル・サマー・プログラム:東大、カリフォルニア大学バークレー校とイェール大学で開催される夏期講習) やイェール大学でのELI (英語研修学校)のような東大の留学課の紹介で参加する夏期講習に加え、FUTIは次の二つの類の夏期講習に参加する優秀な学生にも奨学金を付与することにした。1)東大理学部が主催するUTRIP (University of Tokyo Research Internship Program)にインターンとして参加する米国の学部学生への奨学金、2)米国内の優れた夏季プログラムを自分で見つけ、個人で参加する東大生への奨学金。

FUTI スタッフの大迫政子氏は、ニューヨーク銀杏会とどのような協力体制をつくることが可能か、また直面する課題に関して意見を述べ、愛校心を育てるためにもっと多くの行事を開催するよう提案した。ニューヨーク銀杏会理事長でFUTIの諮問委員の岡本康夫氏も愛校心を育むことと、FUTIの知名度を上げることの重要性を強調した。

諮問委員会の委員長、桜井本篤氏は諮問委員会の役割を理事会の役割に鑑みて、明確に定義する必要性を唱えた。 山田理事はFUTIの現行の規約を改正して諮問委員会に関する条項を追加することを提案した。小林理事長は桜井、渡邊(総務担当)、山田諸氏に規約改正の草稿を用意し、それに基づき理事会で協議、承認できるよう依頼した。

時間切れの為、予定されていた議事項目の中で討議されなかった課題に関しては次の理事会に持ち越すことで、会議を終えた。


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