東大友の会奨学金受賞者、米田あゆ氏、がJAXA宇宙飛行士候補者として決定

JAXA(宇宙航空研究開発機構)が新たに2名の宇宙飛行士候補者を決定し、世界銀行上級防災専門官の諏訪 理氏(46)と日本赤十字社医療センター外科医の米田あゆ氏(28)が合格したと事を2月28日に発表しました。JAXAの2月28日のプレスリリースによれば4,127名の応募の中から一連の選抜試験を受けて選ばれた2人の合格者は4月1日から2年間の基礎訓練を行います。

米田あゆ氏はJAXAの最年少の宇宙飛行士候補者であり、向井千秋氏と山崎直子氏に続き、三人目の日本人女性の宇宙飛行士となります。月と宇宙を目指し、2019年に日本はアルテミス計画への参加を表明しました。JAXA宇宙飛行士候補者は宇宙飛行士に認定されると国際宇宙ステーション(ISS)での活動やアルテミス計画のミッションへ参画することとなります。

日本の報道によるとJAXA決定の報告の際、米田氏は次のようにコメントをしました。「合格の連絡を受けたときは最初は喜び、そして同時に驚きました。選んでもらったことへの責任感と使命に身が引き締まる思いです。支えてくださった方々への感謝の気持ちがわき上がってきています。」

2018年に当時東京大学の医学5年だった米田あゆ氏はFUTI Global Leadership Awardの支援の下でハーバード大学でのClinical Clerkshipプログラムに参加しました。そのときの経験についてのレポートをこちらから読むことができます。米田さんの素晴らしい偉業を東大友の会は誇りに思い、これから宇宙での活動を楽しみに見守っていきたいと思います。

東大友の会の尾島 巌理事長は米田氏のJAXA宇宙飛行士候補者として決定されたニュースに対して、「これは素晴らしいニュースです。このたびの快挙おめでとうございます!米田さんのような『スター』の誕生は、多くの若い女性達が夢の実現の為に東大で学び育ち世界を舞台にして活躍するのを推進するでしょう!」と述べました。