19世紀後半に展開したバイオリンの演奏表現の革新

国際的バイオリニスト・音楽学者、レイ・イワズミ氏、を囲む講演と親睦会へのご案内「19世紀後半に展開したバイオリンの演奏表現の革新 」

レイ・イワズミ氏による講演と親睦会へのご案内です。イワズミ氏は 国際的バイオリン・音楽学者であり、ジュリアード音楽院で教鞭をとられています。講演は、一般の音楽愛好家だけではなく、バイオリンを練習中の、または音楽家志望の若い方も対象としており、分かりやすい内容です。バイオリニスト、作曲家、講師、作家、編集者、教師としてのイワズミ氏の多岐にわたるキャリアが反映されており、19世紀後半の巨匠バイオリン奏者についての研究結果を紹介してくださいます。講演にはバイオリンも使われ、出席の皆様には楽しみ、喜びとインスピレーションを経験いただけると思います。

音楽家志望の若い方達(中、高校生など)が多数参加され、音楽学者であるイワズミ氏と意義のある対話を持たれることを特に期待しています。皆様からの質問も多いと思われますので、質疑応答の時間も十分に取ってあります。

父上が東京大学(工学部、1960)御卒業ということもあり、 イワズミ氏は ニューヨークの卒業生コミュニティの長年のメンバーで、東大友の会のイベントにもよく参加されています。

<記>

日時: 2017年5月11日 [木曜日]
(午後6時~8時 [6時受付開始、6時半―8時:講演及びQ&A] )

会場: 東大ニューヨーク・オフィス 145 West 57th St. 21st FL NYC

講演テーマ: 「19世紀後半に展開したバイオリン演奏表現の革新 」(英語, 但しQ&Aは日本語でも可能です)

講演者: レイ・イワズミ博士 (ジュリアード音楽院ファカルティ)

会費: 一般:$20 (但し18才以下:$10)(ソフト・ドリンクとアペタイザー付き)

協賛: 東大友の会

写真: 会場で撮らせていただく写真は東大友の会関係の出版物または、Websiteに掲載することがありますのでご了承ください。ご了承いただけない方は事前にお申し出ください。

申込み: 5月4日(木)必着

バイオリニスト レイ・イワズミ Ray Iwazumi(violin)略歴

イザイ研究の第一人者として世界的に認められている奏者兼研究家。ジュリアード楽院で博士課程、ブリュッセル王立音楽院の修士課程を首席で卒業。ドロシー・ディレイ、イーゴリ・オイストラフに師事。

アメリカ、ヨーロッパと日本を中心に活動し、ニューヨークのリンカーン・センターで数々のソロや室内楽のコンサート、Focus! や Beyond the Machine 音楽祭では作曲家としても活躍。ブリュッセルではパレ・デ・ボザールや王立図書館、王立音楽院等で演奏し、日本ではNHK-FM、東京のオペラシティやJTアートホールでリサイタルを開き絶賛された。東京でのリサイタル、大阪ではベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集のシリーズ、京都では京都国立博物館での120周年記念コンサートなどに招聘され、2017年も既に活発にコンサートを行っている。

一方で音楽学にも造詣深く、イザイの無伴奏ソナタについての独自の研究は英語と日本語での講演及び The Strad、MLA Notes(音楽図書協会専門誌)や「ストリング」で掲載された数々の記事、近年ではヘンレ社のイザイ無伴奏ソナタ全集において論文から引用される。2008年ブリュッセルのベルギー王立図書館で開かれたイザイ 150周年記念展では演奏と研究の両方で全面的に採用された。ジュリアード音楽院のイザイ関連の資料、ルイス・パーシンガー・コレクション、ヴィオラ・ミッチェル・コレクションとジャネット・イザイ・コレクションの原稿分析、カタログ、リサーチも行う。ブリュッセル王立音楽院やゲント・オルフェウス学院(白)、ディレイ・シンポジウム(米)やラ・スペツィア現代美術センター(伊)などでも講演やマスタークラスを行い、現在はジュリアード楽院にて後進の指導にあたる。ヘンレ社のヴィエニャフスキー/スケルツォ・タランテーラとヴュータンのコンチェルト第5番の新校訂版を担当した。

ホームページ:http://www.rayiwazumi.com