FUTI International Leadership Award 受賞者のレポート 

本年度は日米の学生13人にFUTI International Leadership Awardが授与されまたが、そのうち8人はInternational Alliance for Research Universities (IARU) 主催のグローバル・サマー・プログラム(GSP) の参加者です。東大の受賞者(4人)はカリフォルニア大学バークレー校でのGSPに参加し、一方米国からは、カリフォルニア大学バークレー校から3人、イェール大学から一人が東大でのGSPに参加しました。母国の授業では経験できない貴重な経験をした旨の報告をしています。

カリフォルニア大学バークレー校主催のSummer Peace Institute: Human Security and Peacebuilding に参加した東大法学部二年生の持田君は語ります。「このコースは非常にEye-openingでした。 日本にいたら絶対できない経験をしました。講義だけでなく、 仲間とのディスカッション、 必須科目であった、現地でボロンティア・ワーク ―― 森林公園内の歩道の構築整備という筋肉労働でしたが ―― をすることにより、 いわゆる理論を現実に結べつけて事象を理解することの大切さを学びました。また、世界中から集まってきたGSPの学生たちと平和について語りあい、世界は小さいんだ、国籍とか人種は違っても平和を望む心は変わらないのだ」ということを身にもって感じました。」

東大でナノサイエンスのGSPコースに参加したバイオ・エンジニアリング専攻のカリフォルニア大学バークレー校メリッサ・ミルダーさんのコメント(抜粋)です。東京大学は世界的に有名な大学であり、特にバイオ・エンジニアリングの分野では超一流です。GSPのクラスには

7名しか生徒がいなかったこともあり、教授や他の学生達と親しく交流することが出来ました。東大の教授陣は、ご自分のリサーチを大変誇りに思っておられるだけでなく、いつも学生の質問に喜んで答えて下さり、我々が正しく理解するまで丁寧に説明して下さいました。おかげで、私はナノサイエンスやバオイオテクノロジーのいろいろな分野での知識を得ることができました。私は今までどの分野のリサーチを専門にしようかと迷っていましたが、GSPに参加して、初めてその答えが見つかったようです。東大の教授が実験室で Life-changing (人生や生き方を変える画期的な)リサーチを実際に研究されている姿を間近に見て、私の将来の専門を決めることができました。この夏ご指導くださった教授達のように、私もLife-changingな発見をして社会に貢献したいと考えています。」

FOTIの小林久志理事長は「FUTI は将来のグローバル・リーダーの育成にコミットしています。GSP参加者が、この夏の経験を通して、グローバル・リーダーとして将来活躍されることを強く望みます。また、スカラシップを可能にして下さったシンテック社及び寄付者の皆様に深く感謝の念を表します」と述べた。

受賞者の名前をクリックすると、各学生の報告書にリンクされます。東大からの受賞者は持田雄太郎、内堀愛恵川戸崇志Zoheir Mottakiさんです。カリフォルニア大学バークレー校の受賞者はLisa Bohn, Melissa Milder, Kristin Lowさん、イェール大はTiffany Pangさんです。


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