FUTI Alumni Association が発足

以下発起人代表、羽場優紀さんからの投稿です。

こんにちは。羽場優紀と申します。私は2015年にFUTIから支援をいただきコロンビア大学に留学し、現在プリンストン大学大学院博士課程で進化遺伝学の研究を進めています。ここでは今年から新しく発足しましたFUTI Alumni Associationの簡単な紹介をさせていただきたいと思います。

存知のように、FUTIは国内外における東大のコミュニティのための共同プロジェクトや意見交換に協力すべく経済的支援や機会を提供してきました。米国大学夏季プログラム用の奨学金/渡航費をはじめ、中長期留学の奨学金、そして東大と米国の大学との研究助成と多岐に渡り2010年から現在までの奨学生は合計で150人を超えています。その奨学金や助成金が奨学生たちにとっていかに重要な役割を果たしてきたかは、FUTIのニューズレター奨学生のレポートからも明らかです。

羽場優紀[プリンストン大学、進化生物学、博士課程]、右から4番目。クラスメートと南アフリカのKruger National Parkにてリサーチ。

一方で、今までFUTIを主とした不定期のイベント(e.g. 講演会)や有志による集まり(e.g. 食事会)、FUTI Facebookへの投稿(”現場からのレポートシリーズ”)は存在したものの、奨学生同士の横の繋がり、あるいは過去の奨学生との縦のつながりを継続的かつ大規模に可能にするような公式の企画やシステムはありませんでした。この現状は非常に勿体無いと言えます。なぜなら150人を超えるFUTIの奨学生や卒業生たちは東大の中でもさらに選抜を勝ち残った優秀かつ意欲ある学生たちであり、そのメンバー同士が集まれば非常に魅力的なコミュニティになり得るはずだからです。

例えば、野心を持つが進路を定められない後輩 (例えば夏季プログラムの奨学金で渡米した東大の学部二年生) が、以前もしくは現在奨学金をもらって米国で学位を取得している先輩に出会い将来について助言をもらったり議論したりできる場は、お金に換え難い価値があるはずです。さらに、中長期的には奨学生が互いの情熱を共有することで共同研究や起業などが始まる場があればなお良いでしょう。さらに、ボランティアとしてイベントを手伝う、ニューズレターに投稿するなどFUTI をサポートすることも可能でしょう。

そこで私たちはFUTI Alumni Associationを発足させました。具体的には 1) 年に一度、アメリカでのFUTI Alumni Associationの総会をNew York本部にて開催、さらに2) FUTI Alumni Association の Facebook Page (Alumniおよび関係者のみのClosed Group)およびMailing Listを開設します。FUTI Alumni Associationは日本人やアメリカ人を問わず優秀なFUTIの奨学生同士を繋げ、奨学生の知的活動を刺激するコミュニティになると確信しています。詳しい活動報告は随時ニューズレターなどで報告していきたいと思います!

ご興味のある方はこちらまでご連絡下さい:FUTIalumni [at] gmail.com

羽場優紀
FUTI Alumni Association 発起人代表

ニューズレター第21号の記事: