FUTIグローバル・リーダーシップ賞受賞者、ティファニー・パンさん、“フォーブスの選んだ30歳以下の社会起業家トップ30”の1人に

パンさんは、政府機関と非営利団体が協力してホームレスをなくすために使用するソフトウェアプログラム「アウトリーチグリッド」を製作するAppledore社の共同創設者兼CEOです。パンさんは、フォーブスの記載によると「社会およびビジネスのこれからの方向と“顔”を変える“革命家”とも言える社会起業家」の一人として15,000人以上の応募者の中からフォーブスの30歳以下の社会起業家トップ30 に選出されました。

パンさんの功績についてフォーブスは、サンフランシスコでのホームレス人口の増加を懸念して、シリコンバレーでの仕事を辞め、「アウトリーチグリッド」を製作する会社を起業した事、 同社がデータと技術を使用して、 市政府の担当部門、サービス機関、コミュニティメンバーとホームレスの人々との連絡システムを構築し、ホームレスの人々が住居を見つけるのを助けるツールを提供している事を特記しています。同社はさらにその後、アメリカの4つの州のコミュニティで事業を開始しています。

2011年、当時イェール大学で神経科学専攻の学部生だったパンさんは東大友の会の奨学生として、東大でのIARUグローバルサマープログラム、および UTRIPに参加しました。パンさんは、東大での経験について次のように語っています。

2011年夏に東京大学の UTRIPに参加しましたが、その経験が大きく役立ちました。ソフトウェア会社を立ち上げるのは、私が選考していた生化学の研究とはかけ離れているように見えますが、東大でのプログラムを通して学んだ経験 や人的な繋がりはとても貴重なものでした。最初の投資家の一人は、この時の経験を通して見つけました。すでに、何年も前のことですが、改めて、東大友の会、UTRIPにお礼を申し上げます。アリガトゴザイマシタ!

尾島FUTI理事長は、パンさんの受賞について次のように述べています。「FUTIは、世界人類の幸福・安寧に貢献する科学・文化・社会分野の未来のリーダーを育成することを目指しています。 パンさんに東大での感動的な体験の機会を提供することができ、嬉しく思っています。また、パンさんの功績を大変誇りに思います。おめでとう、ティファニー!」