2010-2011会計年度の募金結果と年次報告

8月30日に行われた理事会でFOTI理事長兼財務担当理事(臨時)の小林久志教授は2010-2011会計年度(2010年7月1日から2011年6月30日迄)の募金活動の結果を報告した。寄付金総額は98、651ドルで、その内訳はシンテック社の信託資金からの配当金が58,461ドル、45人からの寄付が、企業からのマッチング・ギフト2件を含めて、40,192ドルであった。この額は、前年度の寄付金総額139,633ドルに比べると、格段に減少している。前年度の収入の内訳は、シンテック社信託資金の配当金が96,432ドルであり、個人からの寄付金が43,200ドルであった。「寄付を下さった方の人数は42人から45人と、多少増えたものの、総額は前年度より3,000ドル程下回り、シンテック社の信託資金の投資からの収入が、最近の金融市場の低迷さを反映してか、38,000ドルも下がった。この傾向から推定すると、今年度 (2011年7月-2012年6月)のシンテック社信託資金からの収入は5万ドルを下回ると予想される。前年度と同じレベルの研究補助金や奨学金プログラムを維持するには、個人からの寄付総額を大幅に増やさねばならない。寄付をして下さる方のベースを広げ、また各人からのご寄付の額も増やして下さるようお願いし、FOTIの有意義なプログラムを援助して頂けるよう努力したい」と小林氏は述べた。 寄付者のリストはFOTIウェブサイトに発表されています

2010-2011会計年度の支出は合計88,195ドルであり、その内訳は(1)研究補助金が4万ドル(イェール大学へ3万ドル、カリフォルニア大学バークレー校へ1万ドル)、(2)夏季講習奨学金41,000ドル(カリフォルニア大学バークレー校へ21,000ドル、イェール大学へ11,000ドル、MITへ9,000ドル)、(3)業務費用が7,195ドル(ウェブ・サイトの維持・再設計に22,83ドル、会計事務所による財務諸表の監査費用2,000ドル,NY銀杏会年会出席者達への記念品が1,241ドル、事務用具708ドル、切手代270ドル、宅配便238ドル、パソコン償却費199ドル、コンピュータ・サービス196ドル,NY州への税金申告出願料60ドル)であったと、小林理事長は報告した。

FOTIの現時点での資産は110,221.92ドルである。内訳は、HSBC銀行の当座預金・普通預金口座に108,525.71ドル、パソコンの時価(未償却分)が1、696.21ドル。負債はゼロ。FOTIの財務諸表を2010-2011 年度の収入、支出等の財務報告書は英文Financial Statementsにて御覧いただけます。こちらをクリックして下さい

会計年度2009~2010年(左)と2010~2011年(右)寄付の比較表


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