メンター プログラムでは、女子学生が海外の東大卒業生とつながることにより、海外留学、勤務、生活の理解を深めることを目標としています。 1 対 1 のコミュニケーションと、slackのグループを通じて、卒業生が 女子学生に学業やキャリアの問題についてアドバイスします。5月10日(米国時間)には、ズームを使ったキックオッフミーティングが開かれました。
日本では「国際志向」の学生が減ってきていることが問題視されていますが、当プログラムは東大女子学生の海外での活躍を励まし、促進することを目的としています。将来は、男子学生にもプログラムを開くことを考慮中です。
このプログラムは、東大生団体であるpolarisの前代表田中麻琴(理学部情報科学科3年), 土井ゆりか(東大工学部機械情報工学科卒[2017]、Neuroscience PhD @Harvard Univ)などが中心になり、「米国在住の卒業生と直接意見交換ができる場を設けよう」という発想で始まり、さつき会アメリカが後援しています。
現在、研究(理学、工学、その他)、医学、法律、金融、国際機関での5年〜20+年にわたる経歴やキャリアをもつ16人のメンターがいます。30余人のメンティが登録され、学部1年生から、大学院生を含み、分野は、理工科系、法律、経済、文系、医学などと多岐にわたります。
メンターと学生(メンティー) がペアになると、メンタリングの性質はペアになった当事者次第になります。主に大学生活、学業やキャリア関連の問題に焦点を当てることになると予想されます。質問の例としては以下が考えられます。
· 海外大学に留学もしくは進学する方法
· 海外で働く方法
· 海外留学や就労のための資金(奨学金応募等)
· 語学力の問題
· 海外大学卒業後のキャリア
· 海外での大学院生やポスドクとしての生活
· 日本と海外での研究の違い
· 日本企業の海外支社で働いたり出張したりすることと、海外の企業に就職することの違い
· ワーク・ライフ・バランス
· コミュニティ・サービス/ボランティア
年に数回、zoom を用いて全体での交流会を予定しています。コミュニケーションは主にslacks を用いる予定で、全員を対象とするslack 内での相談室も設けています。
当プログラム諮問委員の一人である、ギータ・メータ コロンビア大学教授(東大工学部博士)は、以下の様に語られています。
学生の皆さん自身が問題意識を持ち、イニシャチブを取って、海外同窓生にリーチアウトされるのは素晴らしいことです。メンティの方々、将来国際社会でご活躍され、社会に貢献してくださるとこを願っています。
執筆:メンタープログラム運営委員 (土井、田中、大迫、鈴木)