米国伊藤財団-FUTI奨学生、後藤美波さん映画企画「ブレイカーズ」のプレビュー上映

2019年2月27日、ニューヨーク マンハッタンにて、米国伊藤財団-FUTI奨学生であった後藤美波さんの短編映画上映会と懇親会が行われました。

後藤さんは、コロンビア大学大学院フィルムスクール在学中に、アカデミー賞公認の映画祭Short Shorts Film Festival &Asia 2017の国際短編映画企画コンペで最優秀賞を受賞しました。今回の上映会では、受賞した映画企画「ブレイカーズ」完成作品のプレビュー上映が行われ、参加した31名が、日本の高校生の大人への反抗と友情を描いた25分の短編作品を楽しみました。

写真:小出昌平

上映後、後藤さんによって、企画、制作準備、撮影、ポスト・プロダクション、配給という映画製作のサイクルについてのプレゼンが行われました。さらに、そのケーススタディとして、「ブレイカーズ」を例に具体的なシーンなどを挙げながら、各フェーズを通してフィルムメーカーがどのように映画を作り上げていくのかの紹介がありました。

FUTI 諮問委員の鈴木由利子氏は、「私は本当に映画を楽しみ、後藤さんの才能は素晴らしいと思いました。日本の社会では、人々は仕事や生活環境についてしばしば不平を言いますが、ただ不平を言っているだけではなく、実際に行動を取る人はほとんどいません。この映画は、単に文句を言うよりも、行動を取ることの重要性を強調しています。」と語りました。 上映会には、体験活動プログラムでニューヨークを訪れている現役の学生も参加し、会場の他の皆さんからの質問や感想も多く、質疑応答の時間では足りないほどの盛り上がりとなりました。

ニューズレター第21号の記事: