
東大友の会は2007年の発足以来着実に発展し、東大のグローバル化に貢献してまいりました。創立以来、奨学金のスポンサーとして支援した学生の数は109名に上ります(うち、米国でのプログラムに参加した東大生52名。東大での研究、インターンシップに従事した米国人学生57名)。グローバルリーダーを目指すこうした学生達は、FUTIの奨学金のおかげで貴重な経験を積むことができたと口を揃えます。これも一重に皆様の深いご理解とご協力のおかげと感謝しております。ここに改めまして深く御礼申し上げます。
以下、山田理事長、桑間副理事長より一言ご挨拶申し上げます。
東大友の会をご支援くださる皆様:
今年の秋は、例年になく暖かいようですが、皆様ご健勝にてご活躍のことと拝察申し上げます。
我々の活動の中心を占めるFUTI奨学金につきましては、毎年多額のご援助を頂き深謝致しております。FUTIも発足以来もう十年近くになります。御陰さまで、順調に発展し、ニューズレター第15号でご報告しましたように、2016年のFUTIのスカラシップ・プログラムは、今年から大きく伸び新しくスタートしました米国伊藤財団―FUTI奨学金を含め、合計24名の奨学生を援助する事が出来ました。内訳は、サマープログラム奨学生14名(東大生6名、米国大学生8名)、米国伊藤財団―FUTI奨学生9名(全員東大生)、Program in English at Komaba (PEAK) Travel Grant受賞者1名(米国高校生)となります。
私も、今夏、プリンストンー東大の両方の教授陣が共同で一週間ほど集中講義をすると云う企画に参加し、日米共同教育研究の体験を致しましたが、 学生の国際的な成長に一番 効果的なのは、留学先など国際交流の行き先で、現地の同世代の人たちと 交流する事と強く思いました。彼らは,学生寮や宿泊先で色々な国の学生達と語り合い、刺激し合い、国際的視野を身につけていっている様です。これは、FUTIの奨学生から、我々に寄せられる感想文を読みますと解ります。
また今年も、カリフォルニア、コロンビア、イェールの各大学が東大と教育研究交流する活動にも助成金を出しています。 これも一重に、ご寄付を賜った皆様のご厚情によるものであり, 改めて御礼申し上げます。
ニューヨークを初め世界各地に東大卒業生の交流の場を提供する赤門会、銀杏会等のグループが結成されていますが、「東大友の会」は、この組織と協力しつつ 、一人でも多くの後輩が 将来、世界で又日本でグローバルリーダーとなるよう若い人材の育成を目指し活動しています。
我々の趣旨にご賛同頂き、2017年も上記のようなプログラムを続けられますよう、皆様の一層のご理解とご支援を御願い申し上げます。
理事長 山田雅章
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財務担当理事からのお願い:
飛躍的に成長した東大友の会の活動は2件の大口寄付に大きく支えられていますが、これを受領する為にはpublic charity (非営利公的チャリティー)の資格が是非必要になります。この資格維持には全寄付総額の3分の1の額を一般個人寄付で集めることが必要条件となります。皆さまからの一般個人寄付がますます重要になりました。皆さまからの一般個人寄付は大口寄付の受け皿になり、いわば3倍の額の意味をもつことになります。より多くの皆様から、更なるご支援をお願い申し上げます。
クレジット・カードにて支払うオンライン・システムをご利用いただくか、小切手を郵送いただくのが、最も容易でお勧めできる方法と思います。FUTIの銀行口座への振込みによるご寄付を希望される方は、donationfriendsofutokyo.org までご一報下さい。FUTIの銀行口座番号などの情報をメールにてお送りいたします。
副理事長・財務担当理事 桑間雄一郎