東大友の会理事、小出昌平博士、米国発明家アカデミー (NAI)の2022年フェローに選出される

ニューヨーク大学グロスマン医学部生化学分子薬理学の教授、またNYU Langone Healthのパールマター癌センター内の癌バイオロジクスのディレクターである小出昌平博士は大学など学術界に在籍する発明家に授与される最高の栄誉であるNational Academy of InventorsClass of Fellowsに選出された。NAI-Fellowsには51名のノーベル賞受賞者と63名のU.S. National Medal of Technology and InnovationとU.S. National Medal of Scienceの受賞者が含まれている。NAI-Fellowsに選出された日本人としては中村修二教授(NAI-Fellows 2014年、2014年物理学ノーベル賞受賞、UC Santa Barbara)尾島巌教授(NAI-Fellows 2014年、SUNY Stony Brook)、と小出昌平博士(NAI-Fellows 2022年、NYU)が名を連ねている。 小出博士はタンパク質工学とデザインのパイオニアとリーダーであり、合成結合タンパク質開発の確立と振興、またそれらの生物学および医学への応用に多大な貢献をされた(詳細についてはNYUウェブサイトのプロフィールを参照下さい)。小出博士はバイオテクノロジー分野で30の米国特許を取得し(さらに20出願中)で、この内35件が既に企業にライセンスされており、現在2件についての臨床実験が進行中。2022年にはAethon Therapeuticsを共同設立し、薬剤耐性の癌に対する治療戦略を開発している。また、モノボディ技術を利用した新規の薬剤開発戦略を確立するためのスタートアップ、Revalia Bioも共同設立した。