東京大学、シカゴ大学、IBM、Google間の量子パートナーシップの締結

東京大学は、シカゴ大学とIBM、及びシカゴ大学とGoogleをパートナーとして、量子技術の研究領域の発展に向けた協力関係を構築する2本のパートナーシップに合意しました。これを受けて、2023年5月21日、G7サミットの機会を捉えて、東京大学 藤井輝夫総長、シカゴ大学 ポール・アリヴィサトス学長、IBM会長 兼CEOアービンド・クリシュナ氏、Google VP Engineering, Quantum AIハルトムート・ネーヴェン氏出席のもと、広島市において調印式が行われました。

調印式はラーム・エマニュエル駐日米国大使の開会挨拶に始まり、アントニー・ブリンケン米国務長官と永岡桂子文部科学大臣が、両国の教育分野の連携強化を図ることを確認する覚書に調印した後、東京大学・シカゴ大学・IBM、及び東京大学・シカゴ大学・Googleの2つのパートナーシップについて、また、半導体大手のマイクロンテクノロジー社と東京エレクトロン、日米の11の大学間との半導体の研究開発のため連携についてのパートナーシップについての文書に調印がなされました。

調印式の後には、和やかな雰囲気の中、今後のパートナーシップの取組について活発な議論が交わされました。

*パートナーシップの内容についてはプレスリリースをご覧ください。

当パートナーシップについて、河本雄氏(東大友の会諮問委員、Google合同会社、上級執行役員、[政策、政府渉外担当])は以下の様に述べられています。 

量子コンピューターは、科学技術の研究を飛躍的に発展させ、これまで解決できなかった医療分野などでの人類の課題を解決してくれる可能性に満ちています。この度、東京大学、シカゴ大学とグーグルが提携し、東京大学の研究者及び学生がいっそう力を伸ばし、いっそう力を発揮できる世界の新しい舞台が用意されたことを心から嬉しく思っています。東京大学が、引き続き、量子コンピューターの研究において世界を牽引することに期待しています。