明日のグローバルリーダーを支援!

山崎 美羽 || Miu Yamazaki
東京大学・法学部

ハーバード大学サマースクールでの経験について:

私が受講したレクチャーはセミナー形式でしたので授業は殆ど学生同士の論議の場でした。その為の読本(資料)は主に政治に関するものでしたが、高校生も含まれていたクラス全員が幅広い知識と詳しい理解を持っており、授業は大変刺激的で熱気を帯びていました。東大での授業とは違って、自ら活発的にためらわずに意見を示す事が要求されました。

クラスは様々な国からの人たちの集まりで、高校生から弁護士まで、そして学部の学生や大学院生と、驚く程多様でした。このため、日本ではあまり経験出来ない事ですが、政治問題について様々な観点から考察することができ、各国の固有の例について議論することができました。

この様な経験が出来た事からも、私が受講した二つの授業は予想以上に有意義でした。夏の七週間というプログラムは、新しい環境に慣れて、他の受講者等と長期的で友好的な関係を築くためにはちょうど良い期間だと思いました。ハーバードで過ごした七週間は今までの私の人生の中で一番充実した日々でした。

東大友の会の奨学金のお陰で忘れられない夏の経験をハーバードで過ごすことができました。皆様のご支援に大変感謝しております。この機会を得ることができて幸いです。誠にありがとうございました。この経験を将来の進路にも最大限に生かしていきたいと思います。

ハンター・リゥ
スタンフォード大学・生物工学

UTRIP(The University of Tokyo Research Internship Program)での経験について:

東京大学の研究室で素晴らしい経験を得ることができた事はもとより、研究室外でも沢山学ぶことができました。日本に来るのは初めてだったので、日本語のコースを受けていても最初は会話がうまくできませんでした。アメニティ用品を探す、慣れない日本料理をメニューから選ぶ等で、苦労をしましたが面白いチャレンジでもありました。

そしてなにより、日本で素晴らしい人たちに出会えたことが私には最も重要な経験でした。研究室のメンターは私の片言の日本語に対しても質問には丁寧に答えてくれました。京都へ行った時はレストランでオーナーがおいしいお茶をサービスして下さり、更に傘までプレゼントしようとしてくれるなど、とても親切でした。研究室とUTRIPプログラムの仲間のお陰でグローバルな視点を学ぶことができました。

UTRIPに参加できてとてもよかったと思います。岡田研究室、UTRIP、そして東大友の会のお陰でこういった経験を得ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。日本で過ごした六週間は私の世界に対する視野を変えた、一生忘れられない思い出となると思います。

尾島 巌

東大友の会 理事長・CEO

東大友の会(FUTI)をご支援くださる皆様へ

皆様、ご健勝にてご活躍のことと推察申し上げます。FUTIは2007年に発足して以来、多数の才能有る日米の一流大学の大学生達に短期(夏季)留学支援を、また将来有望な東大同窓生達には中期―長期留学支援を行って参りました。これらの奨学金は疑い無く科学、技術、芸術、経済、人文行政等の分野で次世代の国際的リーダーになりうる優秀な東大生、同窓生達、米国大学生達の人生及び早期、中期のキャリア開発に大きな影響を与えて来たと自負しております。しかし、本年は悲しい事に、この様に発展して参りましたFUTIの創設と活動に甚大な貢献をされました小林久志元理事長、伊藤雅俊セブン&アイ ホールディングス名誉会長、金川千尋信越化学工業会長の御三方が今春相次いで他界されました。哀惜の念に堪えません。心から感謝しますと共にご冥福をお祈り申し上げます。一方、本年は新たに、東大NYオフィスとの連携で、「周顺圭・周滝沢愛子 奨学金」がスタートし、中長期留学支援が強化されました事は明るい話題としてご報告致します。

現在、世界は多くの深刻な問題にさらされています。気象変動が一層激しくなり、各国で大規模な自然災害を起こし、疫病パンデミックはまたいつ起るかもしれない状況です。更に、世界中で専制主義の台頭がみられ、ロシアのウクライナへの軍事侵攻、イスラエル・パレスチナ対立問題の再勃発、避難民の増加、貧富の差の拡大、等々、民主主義に基づく世界秩序を震撼させています。これら前例のない世界規模の危機に適切に対処するためには、各分野におけるリーダーシップが要求されます。また、迅速な情報共有と国際協力が、危機を解決するのに必須であることも明らかです。この様な観点から、FUTIの使命である「豊富な知識を持つ有能な次世代リーダーの育成」が益々重要になっていると確信しております。

我々の活動の中心を占めるFUTI 奨学金に、毎年多額のご援助を頂き大変感謝致しております。引き続き、皆様の更なるご支援を心からお願い申し上げます 。FUTIの組織、活動等に関しましては2022年次報告書をご参照下さい。

オンラインまたは小切手郵送によるご寄付をご希望の方は、こちらをクリックください。寄付申込書にどのスカラシップ・プログラムへの御寄付かをご記入頂けると幸甚に存じます。

東大友の会
理事長 尾島巖

明日のグローバルリーダーを支援!

武神 淳之

東大友の会 副理事長・業務担当理事

COO からのご挨拶

皆様の東大友の会への寄付は、その年の米国における連邦税算出時のAGI(Adjusted Gross Income)より控除可能である、と言う、米国における501(c)(3)認定された組織に係る税務上のメリットについてはご存じの方も多くいらっしゃるかと思います。では、日本ではどのようなメリットがあるかご存じでしょうか?

東大友の会への寄付は、残念ながら日本税法上のメリットはありませんが、実はその金額は、東京大学への寄付としても承認され、寄付者の名の元で生涯にわたり累積カウントされるのです。これは、東大友の会が東京大学からは完全に独立した組織であるものの、その関連非営利団体として認知されている為であり、東京大学と同じロゴをホームページ等に利用できているのもその為です。

東京大学の寄付者に対する特典としては、特別セミナーや活動報告会へのご招待や寄付金額に応じた称号の授与等があります。更に、累積で30万円以上ご寄付を頂いた方には、安田講堂にて寄付者の名の入った銘板を掲示しております。また、累積で500万円以上ご寄付を頂いた方については、紺綬褒章の推薦もしております。私も、日本に一時帰国した際、安田講堂で自分の名の入った銘板を発見し、記念撮影した経験がございます。“安田講堂に名を残した”と、究極の自己満足の瞬間でした。

詳しくは、東大友の会のホームページ上の寄付のページにある、東京大学基金へのリンクをご参照頂ければ幸甚です。

東大友の会
副理事長・業務担当理事 武神 淳之

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