島田悠一氏講演会:「米国での上手な医者の 掛かり方~現場で働く臨床医の視点から~」

東大友の会(FUTI: Friends of UTokyo Inc.)では、2023 年 11 月 10 日(金)(米東部時間。日本時間では 11 月 11 日(日))に、コロンビア大学准教授で医師の島田悠一氏による講演会・懇親会をオンラインで開催いたしました。講演題目は、「米国での上手な医者の掛かり方~現場で働く臨床医の視点から~」でした。島田氏には、アメリカにおける専門医制度に関わる入院時に関係する医師の多様性、医療保険とかかりつけ 医、医療通訳の在り方など、誰もが気になるアメリカでの医師への掛かり方についてご講演頂きました。

参加登録者は 60 人近くとなり、皆様からは「複雑な米国の医療制度を理解するために役立った」、「この 話をもっと多くの在米日本人の方々に知ってほしいと思いました」、「医療通訳が原則的にあることになっているけれど、実際の運用ではないこともある」 といった感想が寄せられました。

また、講演会に続く懇親会では、3つのグループに分かれてカジュアルな交流をしました。グループ1は島田先生を中心に、グループ 2 はFUTI 副理事長でマウントサイナイ・ベスイスラエル東京海上記念診療所院長の桑間雄一郎を中心に、アメリカでの医療についての話し合いがされました。グループ3は、近況やアメリカ生活に関する話題で盛り上がっていました。

本イベントにご協力いただきました島田先生をはじめ皆様に心から御礼を申し上げます。

主催: 東大友の会(FUTI)

後援:さつき会アメリカ、ニューヨーク銀杏会、東大ニューヨークオフィス、 ワシントンDC エリア東京大学関係者懇親会、FUTI Alumni Association

講師略歴

島田悠一氏(米コロンビア大学メディカルセンター循環器内科准教授)

2007 年東京大学医学部医学科卒(在学中に米国医師免許を取得)。旭中央病院、東京大学病院で初期研修後、ベス・イスラエル病院にて内科研修医、主任研修医として勤務。2012 年よりハーバード大学ブリガ ム・アンド・ウィメンズ病院循環器内科専門研修医。2015 年からハーバード大学マサチューセッツ総合病院で循環器内科指導医、17 年から現職。研究面では、2014 年に臨床研修と並行してジョンズ・ホプキンス公衆衛生大学院より公衆衛生学修士号(MPH)取得。2021 年から NIH より複数の研究助成(R01 グラント)を獲得、研究室を主宰。著書に『米国医学留学のすべて』、『海外医学留学のすべて』(日本医事新報社)がある。