山田雅章氏を大学担当理事に任命

8月30日に開催された理事会は、プリンストン・プラズマ研究所の栄誉研究員山田雅章博士をFOTIに新設された大学担当理事のポストに選出した。山田氏はFOTIの研究補助金や奨学金プログラムの計画や実施を通じ、米国や日本の主要大学との連携を進める責任者となる。山田氏は1966年に東大の応用物理学科を卒業、1968年に原子力工学科修士終了後、イリノイ大学に留学し、1973年に物理学の博士号を取得。同氏の主たる研究分野は融合や宇宙・天体物理学に関連したプラズマ物理。同氏はスイス連邦工科大学ローザンヌ校(1998年)、京都大学(1989年)、東大(1994及び2010年)の客員教授を務め、プリンストン大学、東大、パーデュー大学等の博士課程大学院生の指導にも当たっている。同氏は1985年に米国物理学会(APS)のフェロー選出され、2002年同学会のプラズマ物理研究優秀賞、2003年にはプリンストン大学のカウル賞を授与された。“FOTIの理念に共感し、その理事を勤めさせて頂くことを、光栄に思います。 FOTIのプログラムに基ずき、増々有意義な国際研究交流が行われるようお役に立ちたいと思います。”と山田氏は感想を述べる。”山田氏のように卓越された科学者をFOTIの執行役の理事として迎える事が出来、大変嬉しく思います。同氏は国際的に著名な科学者であるのみならず,コミュニテイーへの貢献でも素晴らしい実績を持つ方です。プリンストン日本語学校の創設者の一人でもあり、1985年から10年間同校の理事会会長を勤められました。非営利団体の運営の経験を持たれ、日米の主要大学と密接な関係を持たれる同氏を迎えることにより、FOTIの研究補助金や奨学金プログラムの評判やプレステージが挙がると思います。“と山田氏と長年の友人でもあるFOTI理事長小林氏は述べた。


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