「東大友の会」中長期奨学生懇談会

「東大友の会」中長期奨学生とのオンライン懇談会がZoomにて2025年12月6日の午後8時(EST)から行われました。懇談会の目的は受賞者同士、また資金を提供する財団の代表者、東京大学や東大友の会のメンバーと経験や意見を非公式かつ友好的に共有することです。

懇談会には2025-2026年東大友の会中長期奨学生10名、東大ディベロプメントオフィス、卒業生ユニット長堺飛鳥、東大ニューヨークオフィス理事長、岡本康夫、東大友の会理事長、尾島巌、同副理事長・財務担当理事、桑間雄一郎、同副理事長・業務担当理事、武神淳之、同諮問委員長、山田雅章、そして東大友の会奨学金委員会メンバー(松下重悳、大迫政子、桜井信子)が出席しました。桜井信子奨学金委員長が初めに挨拶し、出席者に感謝の意を表しました。尾島巌理事長による歓迎のメッセージと現在の世界情勢に関する考えを共有しました。

続いて奨学生のプレゼンテーションが行われ、間に問答セッションが行われました。奨学生達がアメリカ留学での苦労や受けた刺激など、充実感いっぱいの経験について語り合いました。その一部を以下に紹介します。

【東京大学公共政策大学院の卒業生で、現在ハーバード大学で地域研究の修士課程に在籍】

東京大学公共政策大学院を卒業後、ハーバード大学の修士課程に進学したウクライナ人学生は、ウクライナの経済発展と国際協力に学術的な焦点を当てており、特に定量分析、法律、政策立案に注力しています。この学生は、OSCE(欧州安全保障協力機構)での議論を含む国際安全保障に関する議論に直接貢献するため、自身の研究を活かしてウクライナの国会議員に分析的な洞察を積極的に提供しています。卒業後、学生はウクライナ経済省への入省を計画しており、特に日本からの重要な予算支援を高く評価しつつ、ウクライナと主要な国際パートナーとの間で戦略的かつ長期的なパートナーシップを育成することを目標としています。この学生は、ウクライナの経験豊富な軍隊がヨーロッパの安全保障にとって不可欠であると主張し、EU加盟が大陸にとって重要な盾としての役割を果たすだろうと提言しています。

【東京大学PEAKの卒業生で、現在コロンビア大学School of International and Public Affairsの大学院生】

コロンビア大学国際公共政策大学院(SIPA)の2年生として、日米間の金融連携を強めるために国際金融・経済政策を専攻しています。大学では金融リスク管理や日本経済政策などの講義に加え、日本経済とビジネスセンターでのプログラムを通じて専門知識を深めています。学外では、積極的に複数のインターンシップで実践的な経験を積んでいます。ユーラシア・グループでは地政学的リスクを専門にし、日米評議会では長期にわたって、インターンとして経済サミットの運営や若手女性の銀行業界進出を支援する活動に携わってきました。また、緊張感のある学内環境の中でも、学生の安全確保やネットワーク作りに励んでいます。

懇談会に参加した学生たちは大変興味深い発表を披露し、米国での学業経験が東京大学での体験とどう異なるかについて正直な見解を示しました。研究テーマは薬学、数学、デザイン・技術など幅広い分野にわたり、いずれも将来的に実用的に応用され、社会に貢献する可能性を備えています。